Geo-Stickを設置した計測ポイントでは、地震時に加速度データが得られます。ただし、そのままでは地震により構造物に生じた変化を知ることはできません。また、将来大地震が発生した場合に、計測ポイントでどの程度の揺れが生ずるかを推測することもできません。
これらを可能とするため、得られた加速度データを様々な角度から分析し、構造物の診断という形で結果をお伝えするのが診断サービスです。
Geo-Stickにより計測された地震時の加速度データは、メールで地層科学研究所に送られます。データは自動で分析され、結果はWebで閲覧できます。
診断サービスのデモンストレーションサイトを公開中です。
是非、一度、診断サービスのデモンストレーションアカウントをご請求いただき、ご体験ください。
Geo-Stick計測ポイントにおける、想定断層による地震時の最大加速度と層間変形角、固有周期・減衰の経時変化を総合診断結果として表示します。また、距離減衰式に基づき算定された理論最大加速度に対する、計測ポイントで得られた計測最大加速度の倍率も示します。
Geo-Stick計測ポイントの位置、最寄りのK-NETの観測地点、想定断層の位置を地図上で示します。また、最新の地震について、震源位置、Geo-Stick計測ポイントでの計測震度や最寄りのK-NET観測地点での計測震度、最大加速度を示します。
距離減衰式に基づき算定された理論最大加速度に対する、計測ポイントで得られた計測最大加速度の倍率に基づき、想定断層による地震時の計測ポイントにおける最大加速度の推定値を表示します。倍率の大きさは、お客様の計測ポイントの揺れやすさの目安にもなります。
距離減衰式と倍率をもとに、想定断層による地震時における、二つのGeo-Stick計測ポイントに挟まれた構造部分の層間変形角の推定値を表示します。
これまでの地震時に算定された固有周期や減衰の値を、時間を追って表示します。お客様が構造物の経年変化を判断する材料となります。
Geo-Stick計測ポイントで記録された地震について、スペクトル比、ランニングスペクトル、変位軌跡などをクラフ表示により解りやすく表示します。
計測ポイントの位置と、最寄りのK-NET観測地点および計測値を表示します。Geo-Stick計測ポイントでの値と比較し、お客様が地盤や構造物の揺れやすさを検討する材料とします。
下層のGeo-Stickとのスペクトル比を表示します。最大値を示す周期は、Geo-Stick計測ポイントに挟まれた構造部分の固有周期と見なしています。
下層のGeo-Stickとのランニングスペクトル比を表示します。地震動継続中のスペクトル比の変化に現れる大幅な固有周期の変化は、Geo-Stick計測ポイントに挟まれた構造部分の損傷の可能性を示します。
加速度のフーリエ振幅スペクトルを表示します。最大値を示す周期は卓越周期と呼ばれ、地盤や構造物の総合的な揺れの特性を反映しています。
Geo-Stickで計測されたのランニングスペクトルを表示します。地震動継続中のスペクトルの変化に現れる大幅な卓越周期の変化は、構造物の損傷や地盤の液状化の可能性を示します。
水平面内の変位軌跡を表示します。お客様が構造物の揺れやすい方向などを判断する材料となります。
加速度時刻歴データより求めた変位の時刻歴を表示します。揺れの大きさの相対的な比較ができます。
Geo-Stickにより得られた加速度の時刻歴を表示します。揺れの大きさの相対的な比較ができます。
得られた数値データ一覧を表示します。