Wi-Fi

現在開発中のGeo-Stick/Wirelessでは、Wi-Fi通信によってインターネットに接続します。パソコンなどを無線でインターネットに繋げる技術は無線LANと呼ばれますが、WiFiとはその中でもWi-Fi Allianceという米国に本拠を置く業界団体によって認められた機器にのみ与えられるブランド名です。Wi-Fiの名称は、国際標準規格であるIEEE 802.11規格を使用したデバイス間の相互接続が可能であることを示しています。

日本では、電波法によりWi-Fi通信機器の出力は10mW以下とされており、障害物がない状態であれば100m程度は通信が可能なようです。実際には、壁や柱などの影響により、これより短い通信距離となっています。

Wi-Fiという名称ですが、WiはWireless、FiはFidelityと説明されています。しかし、Wikipediaによれば、意外なことにこれは後付けであり、当初は全く何の意味もないものであったようです。

https://ja.wikipedia.org/wiki/Wi-Fi

「Wi-Fiの名称は、たとえばIEEE 802.11などの無味乾燥な規格名称よりも、キャッチーな名前を求めてHi-Fi(ハイファイ、英: High Fidelity)の韻を踏んで命名された」とされています。Hi-Fiは優れたオーディオ機器を表す名称で、広く使われています。Hi-Fiは確かに心地よい響きの言葉であり、Wi-Fiがこれをまねたのもうなずけます。

地理院タイル

Geo-Stickの診断サービスでは、Web上で地図を表示させる仕組みに地理院タイルを用いています。地理院タイルとは、Web上のサイトに地図などの情報を自由に拡大・縮小しながら表示させる仕組みで、国土地理院が提供しています。

http://maps.gsi.go.jp/help/index.html

地理院タイルは、インターネットに接続された環境では誰でも活用することができます。例えば、自社のサイト内に地図や地形を表示して、WebGISのような使い方ができます。また、標高や土地利用、画像など表示できる情報も多く、防災などの分野で様々な利用が期待されます。国土地理院のサイトでは、地理院タイルを用いたサイト構築サンプル集も提供されています。

地理院タイルは、国土地理院の地理院地図にも用いられています。この地理院地図は進化を続けており、2016年3月からは3次元表示も可能となっています。様々な情報にアクセスでき、今後の発展が期待される地理院地図を、是非一度訪れてみられることをお勧めします。

http://maps.gsi.go.jp/#5/35.362222/138.731389/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0l0u0f0

http://maps.gsi.go.jp/help/pdf/160314point.pdf

技術情報を更新しました

技術情報ページに、以下を追加しました。


Geo-Stick Technical Report Vol. 010

ビルの各階における層間変形を推定

ビルの各階にGeo-Stick が設置されている場合に、計測値から各階における最大層間変形を推定する方法を検討しました。 各階の剛性が同じであり、減衰が無く、各階で最大加速度が同時に生じたことを前提とする概略値です。


Geo-Stick Technical Report Vol. 011

最大層間変形の推定法を検証(1)

多質点系モデルによるビルの最大層間変形の推定方法の妥当性を、同じ質点系のモデルによる数値解析結果と比較し検証しました。 解析には、株式会社ストラクチャーがフリーソフトウェアとして公開している「かんたん振動解析ver.1.0.0.1」 を用いました。


Geo-Stick Technical Report Vol. 012

最大層間変形の推定法を検証(2)

多質点系モデルによるビルの最大層間変形の推定方法の妥当性を、一般的なビルを想定した数値解析結果と比較し検証しました。 解析には、斉藤大樹教授(豊橋技術科学大学建築・都市システム学系)が開発されたSTERA 3D ver.8.7 を用いました。


詳細は技術情報ページよりDLください。

J-SHIS

Geo-Stickの診断サービスでは、Geo-Stickが設置された計測ポイントにおいて、想定断層を震源とする地震時における、最大加速度などの推定値を提供しています。この想定地震断層には、J-SHISマップに示されている主要活断層帯のデータを用いています。J-SHISとは、Japan Seismic Hazard Information Stationの略称で、K-NETと同じく国立研究開発法人防災科学技術研究所が運営するWebサイトです。

http://www.j-shis.bosai.go.jp/map/

Web上にはJ-SHISマップと呼ばれるサービスがあり、「全国地震動予測地図」として日本地図上に地震時の様々な予測値が表示されています。予測地図は、日本及びその周辺で起こりうる全ての地震に対して、その発生場所、発生可能性、規模を確率論的手法によって評価することで得られた「確率論的地震動予測地図」と、主要活断層帯で発生する地震に対する詳細な強震動予測に基づく「震源断層を特定した地震動予測地図」に大別できます。後者の予測のために用いられた主要活断層帯に関しては、その形状や想定マグニチュードなどがJ-SHISマップ上で閲覧できます。

Geo-Stickの診断サービスでは、この主要活断層帯のデータと距離減衰式を用いて、Geo-Stickが設置された計測ポイントの理論最大加速度を求め、これに計測結果に基づく倍率を乗じて、計測ポイントの最大加速度を推定しています。

K-NET

Geo-Stickの計測結果を用いた構造物の診断サービスでは、K-NETが提供するデータを用いています。K-NETとは、国立研究開発法人防災科学技術研究所が運用する全国強震観測網でKyoshin Netの略称です。特徴は、全国を約20km 間隔で均質に覆う1,000箇所以上の観測施設からなる、密度の高い強震観測網であることと、地表面上に統一した規格で強震計が設置されている点です。運用開始は1996年6月で、これ以降の全国の地震に対応した貴重な記録に接することができます。Webに設置されたページでは、地震の検索機能なども充実しており、データを見たい地震に適切にアプローチすることができます。

http://www.kyoshin.bosai.go.jp/kyoshin/

http://www.kyoshin.bosai.go.jp/kyoshin/data/

K-NETが提供する興味深いWeb上のサービスに、強震モニタがあります。これは、いわば日本列島の揺れの状態のライブ中継です。大きな地震のときばかりでなく、列車の通過や工事、あるいは小規模の地震などで地盤は常に揺れています。この揺れの状況が日本列島の地図上に表示され、リアルタイムに揺れのモニタリングができます。過去の地震時における揺れの伝播の様子を見ることもできますし、緊急地震速報とも連動しているようです。将来の地震防災につながる技術だと考えます。

http://www.kyoshin.bosai.go.jp/kyoshin/